2018年07月31日 19:11
第35回全国少年少女レスリング選手権大会
平成30年7月27日から全国少年少女レスリング選手権大会が舞洲アリーナで行われました。全国から218クラブ、1339名の選手が、おおいクラブからは4名の選手が参加しました。前回大会(196クラブ、1043名)から大会規模縮小のため3年生以上という参加制限が設けられましたが、それでも参加人数が増えています。
【先取点】
史陽と純也は負けはしましたが、相手との差はそれほどありませんでした。二人とも毎年全国大会に参加しており、ほどよい緊張の中でマットに立っていました。試合開始から組手を優位に進め、先にアタックを仕掛けたのは二人の方でした。このアタックが点数につながるとこの後精神的にも余裕を持って進めることができますが、取りきることができなかったため、その後の展開にも影響していました。
「練習」=「@100%の努力(手を抜かない)」と「A向上心」が大事であると最近の練習でクラブ員に話しました。相手に勝つためには、相手を上回る準備が必要になります。2018年テーマは「得意技」です。次の大会に向け、各自が「A向上心」を持って練習を重ね、あの場面で取りきるための有効的な準備をすることを期待しています。
【「攻める」(2017年テーマ)】
全国大会への参加が2回目の帆隆と初めての優心の3年生コンビも残念ながら敗退しました。優心はいつも以上に緊張した状態でマットに上がっていました。このような大舞台で格闘技をするということは、マットに立つだけでも勇気が要ります。そのような心理状況もあり、受け身になって試合が進んでいました。構えが後傾になるとどうしても防御も弱くなります。「攻める」強い気持ちでマットに立てば、構えも前傾になり、つま先に重心がかかります。足も動きやすくなり、相手のタックルに対しても反応しやすいです。「攻撃は最大の防御」といいますが、相手に攻める隙きを与えないことを意味しています。レスリングの場合、攻めることは体勢や心の持ち方が整っていることを意味しています。優心はクラブの練習において、常に一生懸命取り組み一番大汗をかいています。おおいクラブとしてもさらに攻めの姿勢で取り組み、試合でより攻めるための準備を進めていきます。
今回、試合前のウォーミングアップは選手に任せました。3年生は上級生のアドバイスを得ながら、自分の意志も示し、内容を選択し取り組むなど、成長している姿を見ることができました。来年はこの舞台で勝てるように、次の大会に向けて目的を明確にし、進みたいと思います。